どうしてそれを望むのか考える
こちらの続きです→稼げるは「結果」であって「目的」ではない
ではなぜそのような生活を望むのでしょう?
なぜ?を繰り返して自分の望みをはっきりさせる
私のケースを見ていきましょう。
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自分の心地よい働き方で自分の能力を提供し、お客様に喜んでもらった「結果」、稼ぐ事が出来ている。自分も仕事も大切にする生活がしたい
↓
なぜそういう生活、仕事のスタイルがしたいの?
↓
今までお客様中心の生活で自分の時間は皆無だった。寝る時間もない、ちゃんとした食事をする時間も余裕もないから。
↓
なぜ自分の時間や余裕がないと嫌なの?
↓
不規則な生活で疲れもストレスも溜まっていく。いつもイライラしてしまう。健康的な生活すらできなくなってしまう。そうすると、仕事のモチベーションも下がり、質も下がり、最悪病気になってしまう。お金を稼げたとしても、この状況はどうなのか?
なぜなぜ×∞
***
こうして自分がなぜそのような理想の生活をしたいのか深堀していきましょう。
すると、自分が本当は大切に思っている事、大切にしたい事が見えてきます。
「べき論」の闇
自分を大切にするというと、
社会人は責任をもって仕事をする事が当たり前だ---。
そういった概念を強く持っている方からすると少し抵抗があるかもしれません。
ですが、真面目な人は
仕事なのだから(お金をもらってるのだから)嫌な仕事もやる「べき」
仕事なのだから(お金をもらってるのだから)お客様の要望になんでも応える「べき」
仕事なのだから(お金をもらってるのだから)自分の時間よりもお客様を優先す「べき」
と責任の範囲が逸脱していく傾向があります。
そして、自分が我慢をしてこの「べき」をやり続け、いつのまにか人にもその「べき」を強要するようになる。
私も我慢して嫌な仕事をしてるんだからあなたもそれをやる「べき」!
と。
しかし、よく考えてみてほしいんです。
何故そうすべきと思っているのでしょう?
「常識では・・・」「それが当たり前でしょう・・」といったその人の意思ではないフワッとした根拠であることが多いのでは?
みんなやってるんだからそうすべきと。責任とはそういう意味なのか。
そんなべき論の闇に堕ちている人には↑サイレントマジョリティーを処方しましょう。
キミはキミらしく生きていく自由があるんだ---
望んだ未来だったはずなのに、自分を見失い、心から願った仕事も「もうやりたくない!」となってしまう前に、そうした「べき」の風潮に疑問を持つ事も大事だと思います。
自分の心に正直に。
見栄やプライドの鎖に繋がれたようなつまらない大人は置いていきましょう。
自分の幸せは自分で決める
本来の自分はどんな生活がしたいんでしょう。
私はもともとお客様に喜んでもらう事が好きだった。
そして、それを「自分が実感する事がうれしかった」。
だからもっと仕事がしたいと思った・・のに、いつのまにか仕事に追われて自分の時間すらなくなって「実感する自分」がいなくなってしまった。
自分がいなくなってしまっては本末転倒だったわけですね。
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自分と向き合ってなんでこの仕事がしたいと思ったのか?
どうしていきたいのか?それはなぜ?
自分の幸せを誰でもない自分自身がまずわかってあげましょう。
稼げるは「結果」であって「目的」ではない
最近はこれから開業したい方、フリーランスとして活動していきたい方からご相談を受ける事が多いのですが、お話しをしている時にふと気づいたことを書き留めたいと思います。
「目標:稼げるようになる!」の先に待っているもの
「稼げるようになりたい」
だいたい皆さん一番先にこれがきますね。
サラリーマンとは違い、保証がないわけですからあたりまえでしょう。
しかし、誤解を恐れずに言えば、稼ぐのはそんなに大変なことではありません。
なんでも仕事を受ければいいわけですから。
多くのフリーランサーは、
稼げるようになりたい!
↓
なんでも仕事を受ける
↓
いっぱいいっぱいになる
↓
トラブル多発
↓
ストレスフル
↓
仕事を選ぶようになる
という道を辿っているように思います。(私も含めて・・・)
なので、これから始めていきます!という方には「受ける仕事とそうでない仕事を見極めて」と伝えています。
とはいっても見極め方もありますからなかなか難しいところですが。
稼げるようになって何がしたい?
なので、まずこれが大切。
目標の設定を間違えて、むやみやたらに突き進むと上記のようになりますので。
稼げるようになりたいという気持ちはわかりますが、では稼げるようになった後、どうしたいですか?
理想の生活をイメージしましょう。
例え稼げるようになったとしても、時間に追われて対応に追われて昼夜問わず働いて・・・気づいたら年末。という事でよいのでしょうか?
私は仕事仕事で家庭崩壊している人もたくさん見てきました。
仕事がうまくいっても家庭が崩壊していたらどうなのでしょう。それって理想の生活なんでしょうか。
また、独立したい、フリーランスで働いていきたいと思う人は何かに縛られたくない、自由に生きたいという気持ちがあるのだと思いますが、これでは本末転倒ですね。
大切なのは、今後どういう仕事(生活)をしていきたいのか明確にすることです。
***私の例***
・朝、早めに起きて朝食、その後カフェに行ってメールチェック等。朝のカフェは清々しい気分になるのでオススメ。仕事のうち「作業」は午前中に終わらせる。
・午後からお客様のところへ行って打ち合わせ。打ち合わせの合間に頭の整理を兼ねて昼食。今週の予定をチェック。
・夕方に帰ってきて余白の時間。(情報収集、調べもの等)。帰ってきてから夜ご飯を。
・夜はゆっくりお風呂に入って就寝までリラックス。
***
私はこうした「自分を心地よい気分にする生活がしたい」と思っています。
また、余白があれば自分のスキルを磨く時間もあるわけです。
私の仕事はビザの申請ですが、それだけやっていればいいわけではなく、より質の良いサービスを提供する為には横断的な知識が必要です。
私はこの余白のおかげで、税理士さんから会計・税務の基本から考え方まで指導していただいたり、英語の勉強が出来たり、最新の情報収集が出来たりしています。
その結果、年々サービスの質が上がっている自覚があります。
心にゆとりがあれば審査官ともじっくり話せますし・・・。
良い事しかないと。
理想の生活から自分の仕事のスタイルを確立しましょう。
稼げるは目的ではなく結果である
自分の能力を提供してお金をいただく。
稼げるようになるという事はお客様に満足していただいた結果です。
ただ、その為に自分を犠牲にするのか、自分もお客様も満足してもらうよう仕事をするのか「自分」にフォーカスすることも大切です。
自分はどうしたいのか?
私は「稼げるようになる」を目的にするのではなく、
自分の心地よい働き方で自分の能力を提供し、お客様に喜んでもらった「結果」、稼ぐ事が出来ている。自分も仕事も大切にする生活
これを目的にしたいと思っています。
国会で打ち合わせ&最近認められなくなったビザ等
国会で打ち合わせでした。
いろんな仕事があるものです。
私達のジレンマ
最近の課題です。
入管側からの指摘事項や不許可事由をお客さんが理解できない場合の対応です。
はっきりとした理由がなくても不許可となる場合も多いので、お客さんとしては
「なぜ条件もすべて満たしていて悪いこともしていないのにビザがもらえないのか?」
となるわけです。
言いたい気持ちはとてもよくわかる。
しかし、入管側には彼らなりの理由があるのです。
同様の申請が増えたら困る→不許可
既に決まっているビザの条件を満たしていたとしても、不許可となることがあります。
そのひとつが、「今後このような申請がこれ以上増えたら困るので不許可」といったもの。
例えば難民申請中からの就労ビザ変更(特に経営・管理)。
2年前まではビザの条件を満たせば許可されていたものの、「ビザがもらえる!」と気づいた人たちがどんどん同様の申請を始めた。
そして、社長のビザが認められたら次は難民申請中から社員のビザを申請する・・・。
こうした状況はよくないわけですね。なので、例え500万出資しようが、店舗を用意しようがこういった状況の人には許可しないと。
また、高齢の両親を日本に呼んで一緒に生活したいという場合。
こちらは現状ある「老親扶養」という目的の特定活動ビザというものはありますが、実際のところ認められるのはごく稀です。
なので、また最後の砦である経営・管理ビザに流れて来る。
そして、高齢の両親が会社を作り、経営管理ビザを申請するという状況が続いた為、現在は認めない方向になっています。
入管側は多くの事例を見てますので、制限していきたい気持ちも理由もあるわけです。
しかし、当事者は自分の申請しかないわけなので、上記理由をいったところで納得は出来ないんですね。
諦めなければビザがもらえるか?
私としては、入管がのらりくらりし始めたのならもうそのビザを出す気がないのだと判断しています。
入管から「店舗以外に事務所がないとダメ」といわれたからといって(本来必要ないのですが)
じゃあ準備しますといったところで、今後は
「今まで事業で使用した金額と領収書を正確に照らし合わせて何の用途で何を購入したのかリストにしてもらわないと」という。
こういった本来の申請から逸れてきた場合には許可の可能性はないと思うのです。ビザをあげたくないのだから。
2年前ならビザをもらえたかもしれませんが、時すでに遅しなのです。
認定申請の場合、覊束裁量なのだから!とゴネる先生もいますが、通用しません。
ただ、それをどう納得してもらうか。。。。
悩みは尽きません。
日本の文化を伝える
Youtuberのローガンポール氏の動画に対する意見をジャパニーズアメリカンのメロディーモリタさんが語っています。
彼女のように日本の心を理解している方がこういったニュースにコメントしてくれる事で、世界の多くの人々に日本人、日本の文化が伝わるのでもっとこういった方に活躍していただきたいと思います。
しかし彼の動画の中身すごいですね。
メロディーちゃんの「OMG...」は本当にびっくりするような場面です。
ひとり仕事のメリット・デメリット
昨年から引き算をすることを意識しています。
今までは足し算でした。
・仕事を増やす
・事務所の広さを増やす
・人を増やす
・業務内容を増やす 等々
しかし、これらが本当に良いのか、ふと立ち止まって考えました。
自分はこれを心の底からやりたいのか、と。
足し算ばかりだと疲弊する
足し算を続けていると、同時にいろんなトラブルも起こります。
仕事を増やして人が増えれば人と人とのトラブルも増える。対外でも対内でも。
件数が増えればいろんなお客様がいますので、いろんなことも起こります。
足し算を続けていきたいのならばこのトラブルは不可避なのです。
心の底から「拡大していきたい!」と望んでいるのであればよいのですが、そうではない場合、どんどん心も体も疲弊していきます。
すると、仕事へのモチベーションも下がり、仕事の質も下がるでしょう。
自分がそれを望んでいないのであれば、働き方を変えなければいけません。
ひとり仕事のメリット
なので、現在、引き算し、いろいろとそぎ落としまして、ひとりでお仕事をしています。
すると、以前は見えなかった様々なメリットを実感しています。
・時間に縛られない
・時間に追われない
・集中できる
・お客様とじっくり向き合える
・受任すべき案件か冷静に判断できる
・スタッフのミスへの対処がない 等々
時間に縛られないのはフリーランスの特権ですね。
また、私の中で特に変わったのが、依頼に対する考え方。
抱えるスタッフや事務所全体の事を考えなくてよいと、純粋にその仕事を受けるか・受けないかの判断が出来ます。
依頼を受けるか否か判断するというと、お客様は神様です!という考えの方からは傲慢な考えと映るかもしれませんが、大変重要な判断です。
サービスを提供する側も受ける側も対等な関係です。
トラブルの多い業界ですし、お互いの相性も大切だと思います。
ひとり仕事のデメリット
反対にデメリットを考えますと、
・忙しいと電話対応が出来ない
・仕事が増えた時の対処法(仕事の遅れ) 等々
でしょうか。
しかし、電話については今はメールやLINEもありますし、連絡がつかない事はないので対応は十分出来ると思います。
事務連絡も全て電話という方もいますが、事前に「なるべくメールでお願いします」と伝えれば四六時中電話が鳴ることもないかと思います。
仕事が増えた時の対処法については、スタッフがいなくとも同業の先生に手伝ってもらうという選択肢があります。
むしろ、未経験のアルバイトさんよりも一定の知識と経験のある先生に手伝ってもらった方がお得ですね。
こういった選択肢がなく、ほんとうにひとりでやってる先生だとパンクしてしまうこともあるかと思いますが・・・
組織も担当者によって仕事が遅い場合はありますので、これらデメリットは仕事のやり方によるところだと思います。
フリーランスの武器とは
ひとり仕事をしている私たちにとって、一番の武器は能力です。
私の尊敬する大門未知子先生の紹介文を。
「専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ」
まさにこれです。
フリーランスの方は自分の能力にプライドを持っているはず。
肩書や所属や会社規模ではなく、その能力を買ってくれる方とお仕事をしたほうがよいのです。
外国人タレントと芸能人ビザ
年末年始の特番。いろいろありました。
しかし、もうもはや番組の内容よりも外国人タレントさんや選手のビザが気になって仕方ない。職業病です。
タレント活動可能なビザと有名人の場合
日本において、外国籍のタレントが芸能活動をする場合、
・永住者(特別永住者)
・日本人の配偶者等
・永住者の配偶者等
・定住者
・興行
・資格外活動許可
上記いずれかのビザ等が必要になります。
よくいるハーフタレントさんはほぼ日本国籍ですので問題ありませんが、外国籍で日本に滞在しているタレントさんは注意が必要です。
例えば、
・水原希子さんはアメリカ国籍ですが、永住権を持っているはずなのでOK。
・ローラさんは国籍はわかりませんが、バングラデシュ国籍であっても永住権を持っているはずなのでOK。(海外に行きまくっているので多分日本国籍だと思われます)
・厚切りジェイソンさんは奥さんが日本人のようですので日本人の配偶者等のビザを持っているはずなので問題なし。
・東方神起やTWICEはその都度興行ビザを取ってきているはず。
・ジャスティンビーバーやブルーノマーズも興行ビザ。
・トリバゴのナタリー・エモンズさんも興行ビザだと思われます(入国前にTV番組への出演を全て申告しているかは?)
という感じに。
日本に住んでいない方の場合、基本「興行」ビザが必要です。
しかし、査証免除国(ビザなしで日本に来れる国の方)の場合、観光ビザ(短期滞在)でTVやCM撮影に出ている場合も多いので心配なところです。
ちなみに、興行ビザで滞在する場合、事前に入国管理局に申請したスケジュール内容でしか芸能活動はできません。(入管は認めてない)
1/10朝の情報番組「○ッキリ」出演
1/11 東京○○にてコンサート
と申請してビザをもらった場合、急遽1/12〇イキングにも出演してほしいとオファーされてもそれは出来ないルール。
例え5分でも・・・
RIZIN
ライジンに出場している外国人選手は全て興行ビザを取得しているはずですのでまず安心。
朝青龍を押し出したら1000万円
久々の朝青龍。やっぱり存在感がありますし、強いですねー。
朝青龍は以前日本に滞在していた際に永住権を取得しているようです。
再入国許可が切れてなければタレント活動も問題ないですね。
しかし、ボブ・サップは・・・どうなんでしょう。
興行にも種類がありまして、アベマTV側が招へいしたのか?と。だとするとコンプライアンスすごいです。
でもアメリカ国籍なので観光ビザなのでは・・・と疑問に思う。
究極の男は誰だ!?最強アスリート元日決戦!
TV番組です。
有名な選手なので入国に問題はなさそうですが、興行ビザを取ってるかはどうなのでしょうか。。。
ほぼ査証免除国であることからも疑問。
まとめ
職業病です。
過去に韓国の人気アーティストが観光ビザで芸能活動して入国拒否されていましたが、そんな有名人でも観光ビザでやってたのかと思うと、ビザが必要だとなかなか認知されていないことと興行ビザの自由度がないことが今の時代にマッチしていないのではと思う今日この頃です。
ついに難民バブルの崩壊が始まった
2017年11月、かねてから偽装難民が問題となっていた難民申請について、新たな制度が設けられました。https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111800431
新着記事:日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25597990S8A110C1MM0000/
この制度が始まり、難民申請をすれば何とかなる!と高をくくっていた人たちが次から次へと捕まっており、入管内の収容施設では一気に収容者が増え、面会に来る人々であふれています。
困ったら難民申請しろ!はもう通用しない
2010年の民主党政権下において、生活困窮者に対してだけ優先的に認めていた難民申請者の就労許可を「一律」に見直しました。
これは実質的に就労ビザと同じだ-----。
そう気づいた人々が、それまでトルコ・ミャンマー・アフリカ系の方々が主流であった難民申請に参戦。
ネパール、ベトナム、フィリピンの方までが次々に難民申請を始めました。
その後、査証免除されたことでインドネシアから観光ビザで来て難民申請。
技能実習から失踪して難民申請。
留学生が学校に行かず難民申請。
ビザが不許可になったら難民申請。
何でもありでした。
以下引用します。(法務省:http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri03_00666.html)
1 難民認定申請者数
平成28年に我が国において難民認定申請を行った者(以下「申請者」という。)は10,901人であり,前年に比べ3,315人(約44%)増加しました (別表(1)参照)。
申請者の出身国籍は,79か国(無国籍を除く。)にわたっており,主な国籍は,インドネシア1,829人,ネパール1,451人,フィリピン1,412人,トルコ1,143人,ベトナム1,072人,スリランカ938人,ミャンマー650人,インド470人,カンボジア318人,パキスタン289人となっています。
推移表も。やはり一律就労可となった後の2011年(平成23年)から伸びがすごい。http://www.moj.go.jp/content/001221345.pdf
東京入国管理局の3階は座り込んで難民申請を待つ人々で溢れかえり、カオスな状況が続きました。
報道によると、申請の約6割が借金や対人トラブル等の理由から帰国できないことによる難民申請だと。
1951年の「難民の地位に関する条約」では、難民とは「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されています。
借金とか対人トラブルはこれに当てはまりますかね?
ここまで本来の難民ではない人の申請が増えたのは受け付ける側にも隙があったといわざるを得ません。
ここ数年は海外からも「難民申請のビザが欲しいがどうすればいいですか?(この意味は特定活動の意味)」と相談が来るようになり、郊外の工場などでは難民申請者を主な労働力として活用している会社まで登場。
本国人ブローカーもたくさん登場しておりますのでみな口をそろえて
「何か困ったら難民申請しろ!」というのです。なめられている。
これは留学生をあっせんしているブローカーも同様。
難民申請書には申請の理由などを書かなければいけませんが、これは他の人のコピーを使い回し。
家族全員で難民申請して夫婦そろって朝から晩まで働き、
月に60万くらい稼ぐ。
そして、本国の家族に送金する。
これには同国出身の就労ビザで働く方々も
「なんで僕たちはちゃんと就労ビザ取とって働いてるのに難民してる人の方がこんなに稼ぎますか?」
と不満が噴出。
しかし、一昔前は上記制度によって難民申請から半年経つと一律就労可能でしたが、新しい運用が始まってからそれもどんどんできなくなっています。
ビザの更新申請後、入管に呼び出されてそのまま収容
難民申請中の在留資格である「特定活動」は半年ごとに更新可能でした。
しかし、難民申請を繰り返していた一定の方は、更新申請後、入管に呼び出され、そのまま収容される事例が相次いでいます。
ビザがもらえると思って入管に行ったら捕まった。
今後もこうした事例は増えそうです。
特にベトナム・ネパール・インドネシアの方の収容が目立っている為、チャーター機で強制送還なのではないかとみています。
今度はそれを避けるために国を相手に裁判を起こすのでしょうかね・・・
特定活動から就労ビザへの変更が認められなくなった
昨年から、今まで許可されていた難民申請中「特定活動」からの就労ビザが認められなくなっています。
2年前までは認められていたので、何か困ったら難民申請して時間を稼ぎ、他のビザへの変更を準備していた人が多かったものの、入管の話を聞きますと、
①難民申請中から経営・管理ビザに変更申請→許可(社長)
②その会社で働くと友達の難民申請者が就労ビザ申請 × 多数
こうした状況が相次いで起こり「そんな事の為に認めているわけではない」と大変ご立腹。
小さな理由で拒否を続けており、もはや変更は難しいのではないでしょうか。(他の地方入管ではまた違うやもしれませんが、東京では。)
ビザの審査には入管の裁量が大きく、例え一般的なビザの基準を満たしていたとしても、許可がもらえないときはもらえません。
これで難民申請者の最後の選択肢は結婚しかなくなりました・・・また荒れそう。
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難民バブルの崩壊は始まったばかり。今後もどんな状況になっていくのかリサーチしていきたいところです。
不許可例を見てみよう
日々様々なご相談を受けておりますと、「ほーっ」という不許可理由や、なんでそんな申請したの?というものにも遭遇します。
事例を見てみましょう。
ブラック企業なのでダメ
飲食店の調理師として働く為にビザを申請したら、入管から
「雇用契約書上、労働基準法が守られていない為許可できない」
と指摘されたとのこと。実際に提出した雇用契約書を見ると
就業時間:月曜日から日曜日 11時から22時まで
社長は「うちは年中無休だから。店を休めってことなのか!」
最低限法令は守ってくださいね。
書類だけCAD担当でもダメですよ
建設業の会社さんで、CADの担当をすると申請したが不許可。
入管からは「建設現場で働くと思われる為」
こういった会社さんには査察が来たとか。
技能実習生は諸刃の剣
以前、3年間技能実習生として日本に滞在し、その後ちゃんと帰国。
今回、家族滞在の申請をしたが不許可(不交付)。
不交付理由書には「技能実習後、本国において日本で修得した技術・技能・知識の活用を行っていない為」
そうきたか!と唸る理由ですね。
裁量権というのはすごい。
無学で経営出来ますか?
生まれてからこれまで学校教育を受けていないが、日本で会社を設立して経営を行いたいと。
入管「無学ということは字の読み書きが出来るかもわかりませんし、なぜいきなり経営をする事になったのか、また、その能力にも疑問」
これまでも、学校に行っていない状況からの就労ビザ申請は見受けられましたが、ついにここまできましたね。
他のどのビザにも該当しない方が最後の手段として使うのが経営・管理ビザ。
それは入管もわかっているのです。
日本に来たら運命の出会い
3か月の観光ビザで日本に来たら、運命の出会いがあったので結婚ビザが欲しい。
入管「あくまでも観光する為の目的で入国されていますので、特別な事情がなければこのままビザの変更を認めることはできない。一度帰国してから手続きを行ってください。」
申請者「特別な事情はあります!私は国に帰るのにたくさんお金がかかります。国に帰ると奥さんとも会えません!私達は愛し合っている。夫婦が離れるなんてダメでしょ?特別な事情です!」
・・・TVなどでも日本人が海外に観光ビザで入国して婚活→結婚と取り上げてますが・・・
特別な事情というのはある程度決まっており、主観による特別な事情ではありません。
日本において、観光ビザ(短期滞在)からほかのビザに変更することはタブーです。
そうせざるを得ない場合や状況に応じて相当と認められる場合にのみです。まあ、そういってるのに特別事情のない日本人の配偶者ケースは許可されたりしてるので申請が絶えないんですが。
などなど。
今後もリサーチを続けていきたいところです。
自分自身が誇れる仕事を
あけましておめでとうございます。
今年のお正月はとてもゆっくりとした時間を過ごすことが出来ています。
思い返せば独立してからお正月なんてあってないようなものでした・・・
最近は、他の先生からも質問や相談をいただくようになり、仕事の方向性や業務について深い話をすることが多くなりました。
その為、お正月のこの時期を使って、私自身の仕事への向き合い方等を改めて思い返しています。
迷いからの決断
ここ数年、仕事に対しての迷いがあったと思います。
独立した当初は、外国籍の方の話や意見しか聞いていなかった為、当局に対して「なんて理不尽なんだ!」と憤慨していた記憶があります。
しかし、経験を重ねていくにつれ、不許可となる側の理由や様々な意図を理解し始め、その理解が進むにつれ、自身の仕事について迷いが大きくなっていきました。
私の仕事は日本の為になっているのか。
拡大志向の時は「仕事は受ける事が前提」ですし、「仕事だから」と自分に言い聞かせていたように思います。
事務所を構えてスタッフを抱えてとなると、仕事を選り好みしている余裕はありません。
いつの間にか、仕事の為に仕事をする日々。
何のために仕事をしているのか、大切な事を見失っていました。
長らくこの迷いを持ったままでしたが、決断の時期だというきっかけがありまして、
そこから、自分自身が疑問を持ったご相談について、ご依頼をお断りすることがとても多くなりました。
その疑問は、内容そのものの場合もありますし、その他私のポリシーに反する場合もあります。
私にとってお仕事とは、社会との繋がりであり、それは、人生そのものでもあります。
単なるお金稼ぎではないのです。
自分自身が誇れる仕事を
なので、
これからは
自分自身が誇れる仕事をする。
これが今後の私のコンセプトであり、迷った時の判断基準となるでしょう。
自分自身が誇れてご依頼者様もハッピーになる。
そんな仕事をしていきたいと思います。
整理整頓
本年は清算の年という感じです。
今年大きく変わった事は自分の直感や気持ちを大切にしようという姿勢です。
今までは、依頼人の事情に同情してしまったりと自分自身の気持ちよりも他者に比重を置いておりました。
しかし、そうした姿勢で仕事をしておりますと、だんだんと自分を犠牲にしなければいけなくなってしまうのです。
私自身が違和感を感じたり、疑問を感じたりするご相談については、なるべく最初の段階でお断りさせていただくことがお互いにとって良い道であることが多い事にも気づきましたし、最近はそのように心がけております。
その一環として、本年で約6年ほど運営しておりましたFacebookページを閉鎖する事といたしました。
このページにはお世話になりましたが、2年程前から、
・海外にいる方からLOVEとバラの絵文字が送られてくる
・Hiという挨拶をずっと繰りかえす(それ以降の会話はないのはどういうことなのでしょうか・・・)
・顔写真や全身写真が何枚も送られてくる
・卑猥な写真が送られてくる
等々変なメッセージが多くなり、お断りしてもずっとメッセージを送ってくる方がいたりとストレスになっていました。
このようなメッセージが続くと単純に怖いですし、前述のとおり、自分の直感に従うと、もうこのページはお役目終了なのかなと思い、閉鎖する決断をいたしました。
世界中の人々と繋がれる分、リスクもありますね。
こんまりさん流にお礼を言いたいと思います。