今後の外国人移民の予測をしていきます。

留学・技能実習は増え続ける

これは前から何度も言っている通り。

外国人が増えているのはこの層です。

今ではこの層が通常の就労ビザよりも人数が多い。いわゆる外国人労働者と呼ばれる人々。

ここ数年で同業以外のスーツの方々を見る機会が圧倒的に増加しました。

・新しい学校を作りたい(段ボールいっぱいの資料と共に)

・実習生の転職についての相談

・新しく呼び寄せる実習生の申請200件くらいを持ってくる方(大きいスーツケース3個くらい) 等々

現時点ではここがバブルですね。

今後、日本語学校が別事業で有料職業紹介とか派遣とかやり始めるんじゃないですかね。

というか、私は前から留学生の派遣をビジネスとして推してるんですけど。

みんなピンとこないのか。今チャンスだと思うんですけど。

また、最近では技能実習生の滞在期限が最大5年から10年にする事が決まり、日本人が集まらない業種にとっては朗報ですね。

強制帰国だったものが10年経った後に通常の「技能」ビザへ移行できるというのもパッと見いい事のように思いますが、試験のハードルを課している事からしてこれはEPAと同じような運用になると予想します。

そもそも技能に移行できる実習生がどれほどいるのか。

また、技能ビザへ変更した途端、転職者が激増すると予想します。

 

永住許可が厳しすぎて帰化移行組の増加

ここ数年で永住許可の審査が信じられないほど厳格になりました。

国民健康保険を払っているだけではなく、期限内に払っている事を条件にし、さらに支払った時の領収書まで提出を求める。

個人的には変な人が永住を取れるシステムよりは、こうした厳しい審査のほうが良いとは思いますが、

結果、永住よりも帰化に流れる人が増加しています。

本来、ものすごい権利である日本国籍を与える審査が永住許可よりも優しくていいのかと思ってしまいますが、現状は・・・ね。

永住許可取れない人が帰化出来たりする。(この仕組みどうなんだろう)

これは難民バブルが始まった時のような感覚です。

今後、この審査の「差」に気づいた人たちが永住ではなく帰化に集まってくると、今度は帰化も厳しくなってくる。

しかし、そこにはタイムラグがあるのです。

第1フェーズ:まずは勘のいい人々がはじめ ←今ここ

第2フェーズ:その噂を聞きつけてその友人たちがはじめ

第3フェーズ:最後には私も私も!とカオスになると。

帰化申請と難民申請の違うところは、ある程度日本語能力がないと申請すらできないというところです。

なので今は留学生から日本にいる方や中国の方が多いですが、第3フェーズになると、帰化の条件すらわからず全く日本語の喋れない方も申請を希望し始めるでしょう。

末期の難民申請と同じように。

相談には人が殺到しそう。

法務局の受付担当の方、覚悟しておいた方がいいです。人員も増員したほうがいいかも。

 

以上、今後の移民考察でした。

※移民の定義はOECD基準に基づく