訪日外国人と外国人観光客
メディアではいつも訪日外国人が増えた、訪日外国人が急増というのですが、訪日外国人とはなんなのか?を深掘りしたいと思います。
いつも違和感を感じているんです。
皆さん訪日外国人=外国人観光客と思っていないだろうかと。
メディアは訪日外国人を外国人観光客と報道してる節があると思っています。そしてなぜか訪日外国人と報道する際には欧米人の映像が流れます。
この違和感を紐解いていくと、まず、
訪日外国人といっても外国人観光客とは限らない。
なぜなら、
訪日外国人は「理由を問わず」日本に入国した方
外国人観光客とは日本へ「旅行」に来た方
であり、訪日外国人だからといって、観光客とは限らず、ビジネスでの入国もありますし、就労するための入国、留学としての入国、家族の帯同としての入国もあるので、この訪日外国人がどこまでの範囲をいっているのかが不明なのです。そして、この訪日外国人はもちろん全員が外国人観光客ではありません。
また、訪日外国人はの内訳は多すぎるので外国人観光客に絞って考えますと、観光客として日本に入国する際のビザ、正式名称「短期滞在」ひとつとっても
観光
親族訪問
商用
と入国目的が3種類のカテゴリーに分かれています。
日本にいる外国人留学生や就労の方の両親や家族である親族を日本に呼ぶ。この場合は親族訪問としての短期滞在での入国になります。
永住者に赤ちゃんが生まれて面倒を見てもらうために母国の家族を呼ぶ場合もある。これも同様。
帰化した方が母国の両親を日本に呼ぶ。これも同様。
親族訪問のバリエーションは多岐に渡ります。
これは観光客なのでしょうか。
なので、こうした親族訪問の割合や、商用での来日人数を出さなければ本当の「外国人観光客」の正確な数字はわからないと思うのです。
それを今一緒くたにして訪日外国人というからややこしい。
また、以前から言っているように日本に入国している大半は中国、韓国、台湾等からの入国です。
最近はノービザになったインドネシアが増えてきたかな?という感じですが、数は比較になりません。(彼ら難民申請したりして帰らなかったりしますし)
これらのことから、私はものすごく違和感を感じているのです。
外国人観光客と飲食店
さらに、外国人観光客と一言に言っても地域によって行動が全く違います。(街で見かける外国人観光客が短期滞在の外国人であるとは限りませんが)
身近ですごく興味深いのは、お台場の観光名所に東南アジア系外国人観光客がたくさんいたとしても、単価の高い店には入らない事。
お台場には平日・休日にかかわらずたくさんの東南アジア系外国人観光客がいらっしゃいます。
しかし、彼らはスターバックスにはいません。
ラボエムにもクアアイナにもいません。
毎日観察していますが、ひたすら外の景色と共に写真を撮って帰るのです。
街では見かけるのに店にはいない。
ベトナムやインドネシアからだと物価が全然違うので、外食するという選択肢は薄そうです。
お腹が空いたらどうするのでしょう?フードコートにいるのでしょうか。調査を続行してみます。
ちなみに、お台場のスタバにいるのは韓国、香港、欧米の方が目立ちますね。
外国人観光客と宿
そこに目をつけたのか、最近は超激安宿が増えたと感じます。
シェアハウスというか、泊まれればいい!という感じのもの。
これは賃貸物件も同じです。
観光も二極化ですね。