先日、留学から技術・人文知識・国際業務へのビザ変更が認められたケースの事を振り返ります。
そのお客様Fさんから最初にご相談を受けた時、彼女はとても心配そうで、「私は大学を卒業していないから就労ビザが取れないんですよね?なんとかできないでしょうか?」とおっしゃっており、彼女の周りの方々もビザは取れないんじゃないか・・・と。
私からすれば、大学を卒業していなくても、業種と担当業務を検討し、日本の専門士の学位があったり、実務経験があればよいわけですが、インターネット上には膨大な数の情報があり、どれが本当でどれが自分にあてはまるのか混乱されていたようです。
これは病気の時も同じで、ネットの情報が必ずしも自分の状況と同じであるとは限らないですし、リスクも記載しなければいけないので、1,000人に一人、10,000人に一人の事例も載っています。
その何万分の一の事例がとてもショッキングなので、もし私がこうなったら・・・とネットを見ていると不安な気持ちになりますよね。そんな様子に見えました。
今回は、
日本の専門学校で取得した専門士の学位
実際の会社で行う業務との関連性
Fさんの能力
その企業に就職する経緯
企業がFさんを必要とする理由 等々
上記を検討して進めることにしました。
お客様には
「大丈夫です。私にお任せいただければ必ずビザは取りますので」
と申し上げて手続きを進め、上記のとおり、無事取得できました。
新しい就労ビザをお渡しする際、泣いて喜んでくれたFさん。
「先生が必ずビザ取りますって言ってくれたからすごく気持ちが楽になって・・・本当にビザがもらえてよかったです」
その涙を見て、私達からすれば当たり前のことも、不安に思っている方がいるのだと改めて気づかされました。
私たちの一言一言がお客様に安心を与えたり、不安にさせたりする。
出来る限りお客様には安心してもらって、良い結果を出す仕事をしたいと思いました。