ビザのオンライン申請が可能となった際、始まったころは話題でしたが、2年経った今、このシステムを利用して申請する企業はそこまで増えた感じを受けません。

実際に使用している実感をお伝えします。

画面が見にくい

とにかく画面が見にくいです。
記載内容はほぼ申請内容と同じですが、申請書に記載するほうが3倍くらい早く終わります。
また、ブラウザの戻るボタンを押すと全てリセットされます。
そこまでの苦労が一瞬で消えてしまいます。

大文字・小文字の指定がランダム

大文字・小文字の指定が統一されていないので、ここは大文字、ここは小文字と何度も指摘があり、次の入力へ進めません。
名前もスペースを空ける事はできません。スペースを空けるとシステムに怒られます。

書き方が統一されていない(システム上、別内容を入力する必要性)

申請書の場合、通常の記載内容に追記したい内容がある場合にはカッコ書きを使ったりしますが、オンラインではそれはできません。
該当項目がない場合についても何か入力しなければ先へ進めません。
(例)履歴書の入社年月日の日にちを忘れている場合でも、空欄にはできません。年/月のみではなく、日にちもいれなければいけません。
この場合、別途理由書で履歴書の入社年月日についてシステム入力上はX日だが実際には覚えていない旨説明が必要とされています。

書類のアップロードは一回だけ

申請の添付書類は一回しかアップロードできません。
複数の書類がある場合にはPDFをまとめて一つのファイルにしなければいけません。

年1回の定期報告

特にカテゴリー3の場合には申請と同じような書類+定期報告用の各種書類が必要となります。

 

まとめ

オンライン申請のメリット
・ビザの期間5年が出る可能性高
・入管へ行かなくてもよい
・会社側で申請可能

オンライン申請のデメリット
・年1回の定期報告で管理されているので資料提出がマスト
・使用感に疑問
・入力内容に注意。トラップあり。虚偽申請となるのか不安

上記は今後改善される部分もあるかと思いますが、現時点では通常申請のほうがスムーズです。

更新ならまだしも、新規の外国人材呼び寄せ等には現状のオンラインシステムはあまり適さないのかなと感じます。