今年6月、フードデリバリー大手のウーバーイーツの代表の方とコンプライアンス担当の方が不法滞在者を働かせた不法就労助長の疑いで書類送検されました。

その後、チェックを厳しくしたのか外国籍配達員の登録を対面で行うようになったとのこと。

 

さらに特別永住者の方にまで特別永住者証明書の提示を求め、更新の際には強制アカウント停止となってしまったと追加の報道がありました。

しかし特別永住者の方への対応でこれはなかなかやりすぎのように思います。

確かに法令上は外国籍ですし、手続きもそういった証明書もありますが、通常配達員に多いであろう留学生などとは違う歴史的な背景もありますし、全く別物です。
適法性の確認は他に方法がありますし通常のビザの方たちと同じ対応というのはどうなのでしょうか・・・
一律に厳しくするというのはオペレーションとしては簡単かもしれませんが、各所満足度は下がりませんか。

 

私達の業界は、単なる手続きだけではなく、こうしたバックグラウンドなども含めて仕事をしていくことになります。

私が外国人といわず、外国籍というのもその一環であり、いい塩梅での対応が求められるものでもあると思うのです。

今後、外国籍の方と共に仕事をされる場合には、このような国際的な感覚が重要となってくると感じています。

企業のイメージもありますし、今後もこのような形で外国籍のスタッフと共に仕事をしていくのであれば、入管法上の手続き、そして国際的な感覚も持ち合わせた専門家等のサポートもあった方がよろしいのではないでしょうか。