コンビニ、
飲食店スタッフ、
居酒屋スタッフ、
工場作業員、
お弁当工場、
建設現場系、
クリーニング、
清掃業、
ホテル、
農業、
産業廃棄物、
リサイクル関係
もはや日本のこれらの業界では外国人労働者がいないと成り立たないと思います。
最近は医療・介護業界も多いですね。
しかし、上記で働いている外国人のほとんどが
・留学生
・技能実習生
・家族滞在ビザの方
・特定活動ビザの方
・永住者・日本人の配偶者等の身分系ビザの方
であり、通常の就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)と呼ばれるものの外にあります。
理由は、そもそも日本の就労ビザは「専門的な知識をもって従事する仕事」とされているため、
アルバイトでも出来る仕事=専門的な仕事ではない=就労ビザはあげない
となるのです。(ホテルは専門知識のポジションと清掃等のポジションなど多岐にわたるので一概には言えません)
実際にやっている仕事は現場だったり工場内作業であったりコンビニのレジ打ちだたり飲食店のホールスタッフだったり・・というものなので、通常の就労ビザはとれないんですね。
しかし、会社側もこれらの作業をさせたいがために入管に提出する書類だけは「通訳」や「CAD担当」と書いていたりする方も多く、これも以前記事にした経歴詐称コックさんとともに入管とのイタチゴッコが続いております。
驚くようなことですが、上記のような仕事をしたいが就労ビザが取れない為、就労ビザから留学生に戻る事を希望する方もいます。学費を払ってもそれ以上の見返りがあるのでしょう。(週28時間の労働ではそこまで稼ぐ事は無理なのですが、皆さん2社以上で働いていたりします。すると、会社側が法令を守っていてもどうにもなりません。学生で年間300万以上稼いでいらっしゃる方もいますね)
最近はセブンイレブンがベトナム人を経理担当としてインターンで受け入れるという記事を見ましたが、それは上記のような形では就労ビザが取れない、しかしベトナム人労働者が欲しいという企業の意向をくんだ結果、経理という専門業務担当として受け入れようというスキームなのだと考えています。
しかし、税理士さん達に話を聞いても、あれほど大きな会社が外国人に経理を任せるというのは考えられないとの事で。(日本語レベルも相当高くないといけないですしね)本当に経理をするんでしょうか?と思ってしまいます。
実際、中小企業の経理担当として外国人を雇用しようとした場合、中国・韓国籍の方は認められていますが、ベトナム人の方で認められている方はほんの一握りだと感じます。(私の調査上、ベトナム・ネパールの方は特に審査は厳しいです。本人の経歴と企業の規模が大きく影響するケースですね)
理論上、大学での専攻が会計+就職先での職務内容が経理担当というのは就労ビザが認められるものではありますが、認められないケースは多々あります。
和民グループも同じように就労ビザを見据えた行動をとろうとしているようですし、今後も実態と申請書類の信ぴょう性が問題となるケースは続くのだろうなと考えています。(入管は和民さんをマークしているようですよ)
表向き移民は受け入れていないように見えますが、日本人が働かなくなっている業界ではもう外国人に頼るかロボットに頼るかしないとやっていけないわけですから、あの手この手を使って外国人労働者は増えていくんでしょう。
外国人の需要のある業界はブラックと呼ばれることが多いですが、出稼ぎに来ている人にとってはブラック企業大歓迎!働きたい!わけですから。