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法務省によると、昨年難民申請をした者は1万901人だったとのこと。
おととしと比べて3315人、率にして44%増えていて、6年連続で過去最多を更新しているそうです。
東京入国管理局では建物の3階が難民申請のフロアになっており、受付カウンターには長蛇の列ができています。
床に座り込んで順番を待つ人々、書類の書き方を指南する同国人。
「ここは日本じゃない・・・」といつも感じます。
法務省も入管もみんなわかっていることですが、ほとんどの申請者が「時間稼ぎと就労の為の申請」であり、
正規のビザが取れない人や観光ビザで来たけれども帰国したくない人、そもそも偽装難民申請をしに日本に来た人…。
そして「やっぱり難民申請はインタビューがいやだからほかのビザにしたい」「結婚相手を見つけたがビザは取れますか?」と相談してきます。
偽装難民のお話をするとお怒りになる方がいらっしゃいますが、本当の難民と偽装難民を一緒にしてはいけないです。
私の友人には本当の難民で実際に人道的な配慮により在留を認められた人達がいます。
そういった本当に難民制度が必要な人たちがきちんとした審査を受けられない現状に納得がいかないです。
しかも日本の難民審査は厳しくなかなか認められないのに・・・。
難民申請者を国籍別に見ると、インドネシアが1829人、ネパールが1451人、フィリピンが1412人。
インドネシアが査証免除国になったとたんトップに浮上しました。
今日はインドネシアの方が父、母、子供数人、赤ちゃんの家族みんなで難民申請をしているところを見かけました。複数の家族同士が談笑しながら。
最近は過去に親の都合で日本に来た方のご相談もよく受けますが、現在難民申請をしている家族の子供たちが大きくなった時、彼らは何を思うのでしょう