以前記事にしたカレー屋さんのコックビザ(技能ビザ)バブルの終焉という記事の反響がとても良いので続編を書き記します。

現在、例のネパール人カレー屋コックさん達がどうなっているかというと。。。

前回記事で入管側が実在しない店舗の経歴証明書で申請するケースを防ぐため、証明書を出す店がPANナンバーというネパール国内の飲食店営業許可を受けているか否かを確認しているという記事を書きました。

そのPANナンバーがないと日本で技能ビザが認められなくなったことにより、PANナンバーのある店からの在職証明書・経歴証明書が集中するようになりました。

案の定、PANナンバーのある店は言われるがままに働いてもいない人物の証明書をバンバン出しているわけです。

そこで入管は東京入管・名古屋入管・仙台入管・大阪入管・福岡入管と全入管とタッグを組み、該当店舗の従業員リストを提出するように指示するようになりました。

すると、同じ店舗にいるはずの人物が、いたりいなかったりということが次々に明るみに。

名古屋入管に申請されている申請では10年前から現在までその店に在職しているという証明書が出ている人物が、東京で同じ店で働いていることになっている別人物の申請では従業員リストに含まれていない、仙台では在職していることになっているが、大阪の申請ではいないことになっている・・・とバラつきが出るようになったのです。

そういったこともあり、みなさん「本当にこの店で働いてるよ!」ということを証明しようと勤務中の写真を数枚送ってきたりもします。

しかし、それがまぁメイドインネパールなので、合成がバレバレだったりして。(指が消えてドラえもんのようになっていた、腰に回した手が消えている、似ているが本人ではない写真を送ってくるなど。ほくろの位置でバレるのに。)

現在も、入管はあの手この手で不正を防ごうとしている。

私はこの戦いを見届けたいと思います。

(なお、このような事が多いので現在私は上記申請はお受けしておりません)