「宅配ドライバー不足を外国人で補う」は可能か

ヤマト運輸がAmazon配送をどうするのかに注目しています。

そんな中、案の定出てきた「ドライバー不足は外国人で補おう」という発想。今後外国人宅配ドライバーは増えるのでしょうか。現在の懸念事項などを書いてみます。

1、在留資格(ビザ)問題

ご存じのとおり、日本では事実上の単純作業になっている技能実習等を除き、単純作業を行う為の就労ビザは認められていません。

ドライバーが単純作業なのか否かもありますが、元々就労ビザに該当するとされていない就労なので、外国人を雇うのであれば、就労制限のない身分系のビザである「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」等のビザを持っている外国人をドライバーとして受け入れるほうが無難ということになります(難民申請中の特定活動資格外活動でも可能ですが、最近いきなり収容されちゃったりするので)

2、日本語能力

そこで出てきたのが「日系ブラジル人は永住権保持者が6割、運転免許も有るので活躍が広がるのではないか」という記事でした。

しかし、私も日系ブラジル人のお客様や友人がおりますが、彼らの多くが3世、ブラジルで生まれ育ち、おじいちゃんおばあちゃんが日本人だったので日本へ来たという経緯なので、日本語が喋れない方は多いです。留学生と違って日本語学校へは行かないですし。

日本に滞在しているうちに日常会話は問題ないレベルになることが多いですが、問題は漢字です。

メールをするときは「ohayo!genkidesuka?」という感じ。

漢字・ひらがな・カタカナの使い分けも苦手のように思いますので、配送のお仕事をするのにこの日本語能力が伴うのかは心配な点ではあります。

スマホの翻訳アプリ等を駆使すれば住所などは大丈夫だと思いますがどうでしょう。

3、外国人の犯罪について

インターネットを見ていると、外国人ドライバーが増えたら窃盗や強姦や空き巣などが頻発するのでは?というのコメントが多くありました。

確かに、検挙数を見ると、日本国内のブラジル人の窃盗等の犯罪率は高いです。

しかし、私が知る限り、彼らはもっと大物を狙うというか・・・

車やトラックなどを窃盗するイメージです。(ちなみに、今増加しているのがベトナム人の窃盗。こちらは食品類などの窃盗が多いイメージ)

なので、Amazonは大丈夫なのではないかと思ったりしています。保証を付けてくれれればなお安心。

運転についてはやんちゃな気がします。それで永住が取れなかったり帰化出来なかったりというケースは多い。

一人暮らしの女性は危ない・・というコメントもありましたが、これは日本人ドライバーであっても事件はありますので、あまり関係ないように思います。

私も一人暮らしだったころは玄関での受け取りに抵抗がありましたので、よく居留守を使って宅配ボックスに入れてもらっていました。

東京では宅配ボックスが設置されているマンションの方が多いように思いますし、最初から配送方法が「宅配ボックスへ配達する」と選べれば心配はいらないように思います。


まとめると、ドライバー不足を外国人で補うためには、就労制限のないビザと運転免許を持っていて、業務を行う上での日本語能力に問題がない人(それか他の方法で解決する)を雇い、顧客の不安感を払しょくする配送方法をとれば活躍は広がるのかもしれません。

アメリカみたいになっていくのでしょうか。

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