アジアの母国ブローカーが留学生候補を集客(ビザが取れるように各種手配)→日本側の学校が留学生として受け入れ→アルバイトで労働→学費の支払いというシステムが出来上がって久しいです。

バングラデシュ・ネパール・スリランカ・ベトナムと来ている留学生ビジネスですが、次の候補はミャンマーだと思います。

ミャンマー・カンボジアというところでしょうか。

—————————————————————————

現在、ローソンがベトナム人留学生向けに入国前から現地で研修を行っているようですし、日本ではもう留学生=労働者という歪んだ認識となっています。(コンプライアンス的にというか倫理的にどうなんでしょう)のでこの流れは止まらないでしょう。裏の目的が表になっているというか。

本来は、母国の両親等が学費やその他経費を支払うことを約束して入国しているわけなので、アルバイトはおまけという扱いですが、母国側の経費思弁能力をブローカーが偽装することで留学ビザをもらっている方も多く、自分で学費を払うしかない場合が多々あります。

それを自覚して入国してくる人と、周りがみんなそうだからとなにも疑うことなく留学と労働はセットと思いながら入国してくる人もいます。

アルバイトしながら自ら学費を払って勉学に励む・・・日本人はこの「苦学生」のような美談が好きですが、現実は少し違います。

もちろん、国からの奨学金等で学業に励む、高い志を持って留学してくる学生もいます。そういう方と会うと私はとても刺激を受けますし、一言で留学生といってもこんなに差があるのかと衝撃を受けます。志の高い彼らはとても優秀で、学校卒業後もすんなりと就職が決まることが多いように思います。

労働を目的に入国した留学生は、学業がおろそかになるのか日本語もままならないことが多く、その結果、卒業時に就職ができない事でパニックになり、難民申請へ流れる人も。

留学生間で極端な差が生まれています。

安易に入国できる大きな流れが出来てしまったので、学業よりも労働・入国を目的として留学してくる人の方が目立ってしまうのはしょうがないのかもしれませんし、現在需要があるのは日本人がやらない(やりたくない)仕事を請け負う外国人なので需要と供給は一致していますが、日本にとって、働く外国人にとって良い社会なのでしょうか。