そうして行政書士となった私は、たくさんの同業者の方とお会いすることになります。

そして、絶対に聞かれることが「何を専門になさっているんですか?」という質問です。

そのころの私は、初めの志のとおり「相続などで困っているかたの力になりたい」といっていました。

それからは品川区から委託を受けて品川区役所の中の相談員として区民の方の相談を受けるお仕事をしたり、先輩方のお仕事のお手伝いをしたりする日々でした。

そんな時、一人のセネガル国籍の男性からお電話がありました。

その方と面識はなかったのですが、友達から電話番号を聞いたと。

よくよく聞いていくと、その数日前に私が先輩から頂いたビザ申請のお仕事で入国管理局へいった際、帰り道で「あなたは先生ですか?」と声をかけられた方の友達だとのことです。

忘れなもしない、私個人として初めてのお客様になる方でした。

その方のケースはとても複雑で、私たちが「離婚定住」と呼んでいる

”日本人と結婚をしていたんだけれども、離婚した。しかし、まだ日本に残りたい”

というケースでした。

いろいろな先生に相談をして回っていたものの、全て断られており、それを心配した友達が一緒になって誰か助けてくれる人はいないのか・・・と探してくれていたようです。

私も、初めに話を聞いた際には、無理なのではないかな・・・と思いました。

別居期間もありますし、そのほかにも問題だらけです。

しかし、できる限りのことをやってみよう!ということで私も一生懸命道を探りました。

片道1時間以上かけて別れた奥様に話を聞きに行ったり。

ですが、最初の申請では入管側から「本人の滞在状況に疑義がある」ということを言われ、悔しくて泣いてしまい「当事者から直接話を聞いているのにそれはあんまりだ!」と言ってしまったり・・・。当時の審査官様、とりみだしてすみません。許してください・・・。

しかし、必死だったんですね。当時の私は。一度受けた仕事をやり遂げたくて。

そして、約一年くらいかけてその方は無事「定住者」のビザをもらうことができ、お仕事を完了させることができました。

本人もお友達も半分諦めていたようでしたので、とても喜んでいただけました。

そこから、「マリさんに頼むと一生懸命やってくれる」と噂になり、アフリカのお客様から連絡が来るようになりました。

私のYouTube動画のセネガル国籍のお客様もそのつながりで出会った方です。

ご縁ですね。

そして、その流れは今も続く六本木へと続きます。