台湾の方の帰化申請

帰化申請の際、台湾の方は台湾の戸籍が必要となります。

自分の戸籍はもちろん、お父さん、お母さんの戸籍まで遡ります。

法務局の担当者によってもどこまで取得するかバラつきがあるので、私達は念のためにお母さんの出生から現在までの戸籍をお願いしています。

 

戸籍を全て翻訳する必要がある

帰化申請の際、戸籍は全て翻訳する必要があります。

通常、戸籍の枚数は5、6通、全部で15ページくらいでしょうか。

戸籍制度のない国であれば出生証明と両親の婚姻証明など数枚で済むところ、台湾の場合は翻訳のボリュームがあります。

また、ただの翻訳ではなく、古い戸籍になると、手書きになるので、何が書いてあるのか読み解いていかなければいけません。

 

どうしても解読不明な場合

日本語訳は必要ですが、適当に訳すわけにはいきません。

しかし、どうしても読めない場合には「読取不能」や「解読不能」と記載するほかありません。

重要なのは、自分の家族の身分関係

その部分が読み取れれば同じ戸籍の叔父や叔母の

細かい「民国柒肆年陸月捌日・・・」がクシャクシャッとなっていて読めなくても大きな問題はないと考えています。

 

国際相続でも台湾戸籍は重要

最近多い、台湾国籍の方の相続手続きについても、日本人と同じく全ての台湾戸籍が必要となります。

近年の戸籍はデジタル表記になっていますが、古い戸籍を読み解くのはなかなか大変ですね。