コロナによる入国制限から一年以上が経ち、入国再開の目途は未だにたっていません。

オリンピックが終わったら再開かな?と考えていた時期もありますが、衆院選が終わるまでは厳しそうな雰囲気です。

 

帰化申請を着々と

 

ということで帰化等の国内の手続きにフォーカスしましょう。

帰化申請はビザの申請とは違い、なかなか特殊なものです。

そんな中で気づいたのが、

 

*ビザの申請は自分でやっていたけれど帰化申請は先生に頼みたい

という方と

*ビザ申請は先生に頼んでいたけれど帰化申請は自分でやる

という方がいること。

真逆な点が面白いですよね。

 

なのでここでビザの申請でもよくある

自分でやるVS行政書士に頼む

論争を帰化で考えてみたいと思います。(結論は↓)

 

自分でやった方が良い人

 

私が思う自分でやったほうが良い人は

 

*年齢が若い(日本に来て数年)

*日本に留学生として来た

*転職していない

*独身(婚約もしていない)

*何度も法務局へ行くのが大丈夫

な人。

 

なぜかというと、帰化申請では自分が生まれてから今までの人生をすべて伝える必要があります。

どこで生まれ、どこに住み、どこの学校へ行き・・・小さいころから全てです。

その為、年齢が若く、特別複雑ではない状況であるならば申告する内容も少ないわけです。

そして、自分で申請する場合、法務局へ何度も行く必要があります。

担当者によりますが、

1回目は帰化の条件に当てはまるか確認する面談と第1陣書類のリスト提示、

2回目は第1陣書類の確認と第2陣書類の提示

3回目は第2陣書類の確認と帰化申請書類の確認

4回目帰化申請受付

といったように少なくとも3,4回行ったという人が多いようです。

法務局の帰化申請窓口は平日9時から午後3時までの予約枠です。

その度に仕事を休むことに問題のない人は良いと思います。

 

行政書士に頼んだ方がいい人

 

逆に行政書士に頼んだ方がいい人とはどんな人か。

 

私が思うのは

*日本に来て10年、20年以上

*日本の学校へは行っていない

*転職が多い(一か月以上無職の期間がある)

*結婚、離婚を経験

*生まれた国と育った国が違う

*ビザで何かしらの問題があった事がある

*社長として会社を経営している

*資産が多い

*面談1回目で申請したい

*帰化は大切な手続きだから間違いなく進めたい

*調べながら申請書類を作るのが面倒

という人でしょうか。

 

上記の自分でやったほうが良い人とは逆で、日本に10年、20年いるといろいろありますね。

その滞在期間の中で、何が帰化のポイントとなり、何が問題となるのかわからないと、申請後に問題となることがあります。

「申請後」というのがポイントで、帰化申請自体は書類を集め、申請書類を提出すれば受理されます。

しかし、そこからが審査ですので、担当官とのやりとりで困ってしまう方がいます。その後、怖くなって帰化申請をやめる人(取り下げ)もいます。

 

また、自分で帰化についてネットで調べ、準備万端で初回面談へ行ったが、法務局の担当者から聞かれた内容が想定を超えており、怖くなって申請をやめたという方がいました。

永住許可を持っている人でも過去にいろいろとあった場合には再度そのことを聞かれると怖くなってしまうようです。

 

そして、日本に留学されていた方などは、日本語能力試験を受けられている方も多いですし、帰化申請での日本語試験のない方が多いと感じますが、社会人になってから日本に来られた方(日本語能力試験もない方)は日本語試験を受けることを前提に進めた方が良いです。

日常の日本語のやり取りに問題がない方も、漢字・カタカナ・ひらがなの使い分け、特に「書く」というところに不安のある方も多いのです。

特に現代はPCや携帯しか使いませんので、日本人でも漢字を書くとなったときに書けない事もありますね。

帰化の日本語試験は「書く」事も重要です。対策をしてから臨んだ方が良いのは明白ですね。

 

・・・と書いていくときりがないのですが、要するに

何が帰化のポイントとなり、何が問題となるのかわからないと、申請後に困ることも。

それなら「そのポイントを知っている」行政書士に頼んだ方が良い

ということです。

その問題を解決する知恵があるのがプロフェッショナルということですね。

さらに、最近では行政書士さん同行だと初回で帰化申請を受け付けてくれます。

事前に行政書士が書類を準備し、本人の用意する書類もすべてセットして持っていくと、確認だけで申請終了です。

これは忙しいビジネスマンには助かりますね。

 

結論:人による

ということで、私の思う帰化申請を自分でやったほうが良い人とプロに頼んだ方が良い人は人によるということです。

単純に面倒なので、費用に納得できれば頼んだ方が「良かった!」と思える手続きだとも感じます。

 

良い先生に出会えれば、

*申請前に問題点を見つけて解決・アドバイスしてくれ

*先生の質問に答えていくだけで申請書類が出来上がり

*一回だけ法務局へ行けばその日に申請出来る

そして、申請後も不安なことがあれば相談にのってくれ、アドバイスしてもらえて安心できるというメリットがあります。

 

国籍を変えるということは人生できっと一度きり。

安心して進められ、「頼んで良かった!」と思える良い行政書士さんに出会えると良いですね^^