難民申請中から結婚ビザ取得(Kさんのケース)

難民申請中から他のビザに変更したいという相談は結構あります。

しかし、こうした状況からの変更は入管の審査は通常の審査よりも厳しくなる傾向にあり、審査期間も半年かかることも少なくありません。

難民申請中の方のビザは「特定活動」というタイプのビザであり、ビザの期間は6月です。

その6月まるまる審査に充てられるのです。

東京入管では2階が通常のビザのフロア、3階が難民申請のフロアなので、審査の方々も2階の方は「3階の問題もあるし・・・」といい、3階の方は「2階の問題もあるし・・・」という。

お互いの領域を行ったり来たりする審査なので、気も時間も使います。

そんな中、先日申請から3週間で許可を得たケースが出ました。

難民申請中から日本人の配偶者等への変更申請。

 

今回行ったお仕事の一部

1、お二人から今までの経緯をヒアリング→用意していただく書類を伝える

よく、はじめに「必要書類はなんですか?」とお聞きになる方がいらっしゃるんですが、必ず必要になってくる書類とは別に、個別にご用意をお願いする書類があります。

個別にご用意いただく書類は話を聞いてみないと判断できないので、ヒアリングの前に書類を聞かれると困るんです・・・

また、必要書類を実際に見て、問題点を探したり、入管からマイナスに評価される点をカバーする他の証明書類が必要となることもありますので、本当に最善を尽くすのならば、画一的な指示はできないのです。

今回も、全く問題がないわけではなかったので、用意できない書類を他の書類に置き換える、疑問の生まれる内容をクリアにする資料を判断してお伝えしました。

 

2、内容のチェック

書類が集まってきたら、次は内容のチェックです。

私達はどうすれば許可となるかわかっているので、その許可の基準を満たしているかどうか、また、問題はないかを細かく診断していきます。

今回は配偶者の方の仕事がない状況での申請ですので、そのあたりの立証を強め、また、入管が疑義を感じると思われる内容を事前に洗い出し、対応策を考え、共有し、追加で書類をお願いしました。

お二人の出会いから交際までの経緯・交際から結婚までの経緯についても確認させていただきましたが、やはり当事者に書いていただいた文章は事実と想像と感情が入り交じり、どれが事実でそれはいつで、何が想像でどうしてそう思ったのか文章を読んでいるうちにわからなくなってきましたので、そのあたりを整理していきました。

特に、何が事実で、いつ・誰が・どうしたのかというのは大変重要なポイントです。

客観的にそのあたりを指摘させていただき、事実を整理すると、入管から見てもポイントを押さえたわかりやすい内容となり、審査も短くなるものと考えます。

 

3、まとめる

1.2.を繰り返し、最終的に書類を作成します。

一般的にこの書類作成がお仕事であると思われていますし、実際にそれで報酬をいただくのですが、私は仕事の比重として

9割事前コンサルティング・1割書類作成

くらいの比重で考えています。

書類を作るとしても、ただ出された書類で作った書類は意味があるのでしょうか。

私は書類作成前の段階が最も大切であり、結果を左右するものだと思っています。

もっと言えば、9割の事前コンサルティングがあれば自分申請しても許可となる可能性が高いということ。

情報が全てです

 

4、申請する

この後入管から質問が来ることも多いですが、今回は疑義をあらかじめクリアにしておいたのでそれもなく

5、結果の受領

上記の結果、無事に許可となりました。

お客様にも大変喜んでいただき、「よかったな」と気持ちの良い仕事が出来ました。

「また依頼します」と言われるとこの仕事をしていてよかったな..と思います。

 

 

 

           

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