本日は、東京都における外国人居住実態についてご紹介です。

1.新宿区が最も外国人居住が多い?

法務省が発表した2014年の6月時の在留外国人統計のデータによると、外国人居住者の居住傾向としては、全国自治体の中では、新宿区が最も多くの外国人が居住しているということでした。

続いて江戸川区、足立区、江東区、豊島区、港区といった区で外国人居住者数が多くなっています。これらの区は全国自治体の中で10位以内にランクインしています。また、外国人居住者の多くは、東京都でも、西東京の周辺よりも23区に居住する傾向があることが分かっています。

2.年齢別構成や国籍構成

年齢別構成については、新宿区の居住者の20代前半の3割が外国人という実態になっています。居住外国人を国籍別に調べると、中国が約40%、韓国が約20%、フィリピンが約7%、そしてアメリカが約4%、台湾が約3%となっています。

また、東京都に居住する外国人は、特に長野オリンピックが開催されてから在留中国人数が増加傾向にあるということもわかっています。ただ、外国人居住者層は就労者・学生などの多様な居住者構成となっており、不動産を購買する外国人層やビジネスマン層と必ずしも一致するというわけではないという実態があります。