【心を動かした少年の言葉、私が国際業務を志した理由】
以前働いていた事務所がビザを取ることを専門とする国際法務事務所であった為、私は様々な国籍のクライアントの仕事を担当させていただいておりました。
そんなある日、私は日本で生まれたブラジル国籍の少年が不法滞在だという事件を担当し、入国管理局への手続きに同行したとき、少年から「僕はブラジルに行ったこともないし(ポルトガル語の)字も読めない。なのになんで僕はブラジル人なの?悪いことなの?」と問いかけられました。
大人達だけで進んでいく話、そして実際は手続き上の問題で怒られているのだけれども、なんだか自分が悪いと言われているような気分になるもどかしさも伝わってきました。
そして何より、大人達は少年の問題にもかかわらず、一言も少年に説明をしようとはしなかった。そして、この問いかけにも向き合わなかった。
私は「子供だから」という扱いは嫌いです。年齢的に子供といわれるとしても、自分の意思、感情はあるのです。そして、人は皆、年齢、性別、国籍、職業関係なく平等なのだと考えております。
私はこれをきっかけに、このような少年にも「同じ目線で話せる法律家になりたい」と心の底から思い、現代の矛盾ある平等と向き合っていこうと決意しました。
私達の業界ではクライアントに対し「私に任せとけば大丈夫だから」「資料をくれれば君はなんにもしなくていいから」と十分な説明をしないことも多いと思います。
だからこそ、私は「同じ目線で気軽に話せ、十分に説明し、目標に向けて一緒に歩む日本で最高のパートナーになる」というポリシーを何より大切にし、
私にしかできないやり方で私のやりたいことをやろうと決めました。
そして、「ひとりひとりを大切に。」
クライアントが企業であっても、個人であっても、対応は変わらない。
今後もこのポリシーのもと、日々精進してまいります。