「弁護士さんのほうがいいんですか?というご質問について
入管業務をやってる弁護士さんは限りなく少ないのであまりないですが、
契約書の作成や相続手続きなどのご相談の際、結構言われる質問です。
これについて、私は「資格うんぬんではなく、その業務に精通しているかどうかで判断すべき」と思います。
契約書を作ってほしいと言われた場合、大切なのはその業界でどのようなトラブルが多いかであり、そのトラブルを未然に防ぐための契約書なわけですから、IT企業さんの場合、なんでもやりますという弁護士さんより、IT分野に特化した弁護士・行政書士のほうが良いでしょうし、
知的財産を大切にしたいと思っているのであれば、資格関係なくその分野に強い事務所に頼むのが一番です。
相続手続きも、その遺産の総額や種類によってベターな事務所が違います。
相続税が発生するかどうか。
する→税理士さんに頼む。しない→その他
裁判になるのかならないのか。
なりそう→弁護士さん。なりそうにない→その他
その他、何を大切にされるかによっても違います。
ちなみに、たまに入管分野についてのニュースがあり、コメンテーターの弁護士さんがコメントしてますが、結構的外れなこともあります。きっとテレビ的には内容より肩書きなんでしょうが。。。
このように、
資格というのはヒエラルキーになっているのではなく、分野・担当業務が違うものなのです。