良い行政書士の選び方4つのポイント

良い行政書士の選び方4つのポイント

良い法律家の選び方は良いお医者様などの選び方と似ています。
是非ご参考にされてください。

専門分野を聞いてください

「ご専門はなんですか?」という問いにはっきりと答えられない、若しくは「これも、あれも、それも」という答えには注意が必要です。

私達行政書士は「行政に対する手続き」をメインに活動する法律職ですが、行政といっても警察から市役所まで大変幅広く種類があります。

しかし、専門分野を明示して活動している事務所は少なく、相談が来た時に「行政書士の仕事だから」といってやったことのない分野の業務を引き受けてしまい、“取れる許可も取れない”という事が多くあるのも現状です。

このような事はお互いにとって良くありません。

クライアント様の大切なご相談であり、私達は対等な関係です。

「失礼かもしれない」など気にせずにしっかり聞いてください。

質問に対し、答えと理由を丁寧に説明してくれるかどうかを見ましょう

「大丈夫ですよ」「簡単ですよ」「難しいですね」「諦めたほうが良いですよ」・・・

これらは問い合わせ時や相談時に先生方からいわれる言葉で多いものです。

しかし、大切なのは「何が」「どういうふうに」大丈夫なのか、ダメなのか。

そして、それを丁寧に説明してくれるか否かです。

「起こる確率」もきちんと視野にいれているのか確認しましょう

相談時、不許可になる確率・可能性もしっかりと理由と共に説明し、その場合にどう動くか話してくれるかも大切です。

特に入国管理局手続きは100%ビザの許可が取れる保証などない申請手続きです。

審査基準も全ては開示されていません。

また、その基準も日々変わっていくものなのです。

耳を疑う話しですが、在留資格の申請前には「大丈夫だから」とよく説明もせず引き受け、不許可になると「あなたはアンラッキーだったね」という言葉で片付けてしまう行政書士もいると聞きます。

アンラッキーという言葉で片付けられてしまったらクライアント様はたまったものではありません。

不許可時の説明 ・提案があるか否か。

一方的な意見のみではなく、様々なケースも含めて説明してくれるかを確認してみてください。

「相談しやすい」など自分と相性が良いかどうか

最後に、やはり実際に会ってみて、「話しやすい」、「わかりやすく説明してくれる」、「安心できる」などのクライアント様との「相性」が一番大切ではないでしょうか。

お互いに気持ちよくお仕事を進められることが理想ですし、特にオーバーステイ(不法滞在)などの手続きをしている場合、クライアント様にとっては一日一日が不安でたまらないものです。ビザの許可を取ってくれればそれでよいという方は別ですが、不安になったときにすぐに電話で相談できる安心感も大切ではないでしょうか。