仕事人としてのプライドと判断基準

ここ近年で受任の基準を変えています。

昔は電話番号もHPに乗せて問い合わせメールにも全て答えてSNSも駆使して・・・という形でしたが、そのようなやり方を見直しました。

今では電話対応は行いませんし、問い合わせメールにも質問のみの場合は返信しておりません。

動物と人間の違いはプライドがあるかないか-。

目の前に肉(金)を投げられて何も考えず飛びつくのが動物、そこでNOといえるのが人間。

とローランド様もおっしゃるとおり、目の前の売上に執着してしまうと、大切な何かを失っていくものです。

そんな私の考えを現実化する出来事がありました。

5人も運び屋で処分

2年前くらいでしょうか。

弊所の問い合わせメールから、一通のメールが届きました。

↓↓↓↓↓

会社名:一般社団法人***

お問い合わせ内容 :

こちらは、 *** です。

今、主に就労ビザ、経営管理ビザの申請業務に関して業務の一部を委託できる先生を探しています。

申請業務の一部の委託をお願いすることはできるでしょうか?

↑↑↑↑↑

とのことでした。

このメールを見た瞬間「これは・・・」と大胆な運び屋探しにびっくりしたものです。 (しかも受信時間が日曜23:44)

調べてみると東京入管に出入りしてる先生なら誰もが知るであろうあの別の意味で有名な行政書士法人と同一住所。という事で察し。

ちなみにこういう会社ほど広告は派手ですよね。

そして先日、所属会にて公表された処分を見たところ、同法人から運び屋認定された先生5名が一斉に処分されていました。

きっと、5名の先生もこのメールをもらったか、同法人からスカウトされたかどちらかでしょう。

散々私も書いてますが、この業界の闇を知っている人であれば、運び屋を探すという事がどういう事であるか察する事ができるのですが。うーん。

最初は気軽に「やります!」と仕事を受けたが最後、きっと法的にグレーを超えたものも扱っていたのだろうと推測します。駆け出しの時はどこからどこまでがホワイトでグレーでブラックか、判断するのは容易ではないですね。

そして、会から突っ込まれた方々はビザ業務のライセンスを即座に返納するという事で司法取引のような事に。怖くなったんでしょうね。

この外国籍の方のビザの申請業務は一昨年ごろから新規の方が多く参入されてきました。

ニュースの影響ってすごいですよね。

その結果、こうしたダークサイドも大きくなってしまう。

最初はやる気満々、でもいつの間にか去っていく

十数年この業界を見てきて思いますが、初期の頃よく入管で見ていた人、仲良くしていた人、今もいる人はどのくらいでしょうか。

私自身の周りはほぼみんなどこかへいってしまいました。

警察のお世話になったか、会から処分されて業務が出来なくなったか(↑)、病んで辞めていったか・・・だいたいこのどれかです。

私も価値観の違うお客様に戸惑い、自分の信念と仕事の在り方に迷った時期も長かったので気持ちはわかるつもりです。

でも、迷うたび、仕事のやり方を見直してきた結果、今はとても良いお客様に囲まれているので、ターニングポイントでその都度しっかりと仕事と向き合う事が重要なのではないかと考えています。

仕事に真摯な人(会社)を選び、自分も選ばれるように

私がお客様側になった時、その仕事に対してこだわりを持っていたり、楽しそうだったり、仕事への姿勢が真摯だなと感じる人を選びます。

基準はその人(会社)を信頼できるかどうか。

決して報酬金額の大小で選ぶことはしません。

そして、同じように自分自身も信頼で選ばれる人になりたい。

売上が上がればなんでもいいとブラックな仕事を受けるような人はNO。

これからこの業界が儲かる・・といった動機から仕事をしている人もNO。(こういう人は大体会うたび違う業務を推してる)

「小さい仕事はやらない」と金額の大小で仕事を受けている人も残念ながらNOです。 (悲しい)

こうした判断基準はきっと世間ではマイノリティだとは思いますが、こうして見つけたプロフェッショナル達への信頼は絶大です。

そして、自分がどんな仕事をしたいのか、また、したくないのかをはっきりさせておくことも重要だと思います。

自分自身のボーダーラインをしっかりと持っておくこと。

そうする事で仕事人としてのプライドを持てる気がします。

目の前の肉に飛びつく事なくプライドを持った自分でありたいものです。

           

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